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WordPressをサブドメインのマルチサイトにする際のサーバー選びのメモ

WordPressをマルチサイト化するためには、色々設定が必要で。

と2通りのやり方があるのですが、おそらくマルチサイト化するならサブドメインでやらないと、あんまり意味がないような?とも思います。
そんなサブドメイン型でマルチサイト化するためには、いくつか越えないといけない壁があります。

  1. WordPress自体をマルチサイト用の設定にする。
  2. DNSをマルチサイト用に設定する。

WordPress側の設定

こっちは調べれば山のように出てくるので割愛。

DNSの設定

注:このDNSの設定は、借りてるサーバーによって、どうやってもできないモノもあります。
  その場合は、諦めるしかないです・・。

いまさらなDNS(かなり都合のいい解釈

基本的にインターネットに存在するサーバーにはIPが設定されてます。
ただそんな数字の羅列は覚えにくいので、ドメインという名前が付いてます。
そんなドメイン名と、元のIPを紐付けるもの、それがDNSです。

で、リクエストされたドメインに対して、サーバーのどのディレクトリを表示するか、っていう設定もします。
独自ドメインを取得して設定するときに、そういう設定をしてるはずです。

ドメインを呼べば、どこのIPのサーバーかをDNSが教えてくれる。
どこのサーバーかがわかったら、どのディレクトリかはわかるようになってる。

そんな仕組みなはず。

マルチサイトとは

マルチサイトというものは、「単一のWordPress(単一のディレクトリ)で、複数のサイトを作ること」です。
本来複数のサイト=複数のディレクトリであれば、複数のURL・ドメインになってるもんです。

というわけで、どうにか複数のドメインを、単一のディレクトリに向ける必要があります。

DNSレコードの設定

マルチサイト化に際して、設定する必要があるのは恐らく以下のどっちか。
IPとドメインを紐付けるAレコード
ドメインに対してドメインを紐付けるCNAMEレコード

example.com
sub.example.com
supersub.example.com

っていう3サイトを、example.comを中心にマルチサイト化するためには、

Aレコードを使って、

example.com IN A 192.168.1.1(example.comのIPとして)
sub.example.com IN A 192.168.1.1(example.comのIPとして)
supersub.example.com IN A 192.168.1.1(example.comのIPとして)

もしくは、CNAMEレコードで、

example.com IN A 192.168.1.1(example.comのIPとして)
sub.example.com IN CNAME example.com
supersub.example.com IN CNAME example.com

ワイルドカードはそのドメインに対するアクセスを、一箇所に投げつけるもの。
そんな便利なものが使えるのであれば、それで一括であてちゃってもOK。

メモとしては

WordPressのマルチサイトをサブドメインで作りたい場合は、
IPが固定で振り出されていることが必須。
以上のようにドメインの設定をする必要があるからです。

できないサーバーは

  • ハッスルサーバー
  • お名前.comの共用サーバー SD

二重で契約した上にどっちもマルチサイトできひんくて、無駄に3ヶ月分くらいの利用料をただ払いするやつが私です。
AレコードでIPが紐づいてない状態やと、CNAMEだけ設定しようとしてもできんかったー。